幅広いベビーシッターの仕事内容
ベビーシッターのお仕事を始めて約2年と半年。
およそ、50件のご家庭で700回以上サポートさせて頂きました。(2021,3月現在)
基本的には、依頼者様のご家庭にお伺いしてシッティングをするのですが、時にはお母さまが習い事中に近くのショッピングモールで。
お出かけ中にホテルの一室で。
などとさまざまなお仕事内容があり、幅広いお仕事内容だと感じます。
今回は、どんな仕事内容で、そんなベビーシッターはどんなメリットデメリットがあるのかをお話していきたいと思います。
ベビーシッターのお仕事内容
具体的にはどんなことをする?【年齢や場所・時間など】
- サポートできる年齢…サポーターの経験によってさまざまです。私は以前保育士として働いていた時の保育園が8か月からだったので、8か月のお子さまから受け入れ可能とさせて頂いております。例えば、乳児院などで勤務経験があったり、子育て経験がある方ですと0か月から可能となります。逆に未経験の方だと、ミルクや沐浴などの介助の必要がいらなくなってくる年齢からとなります。
- サポートできる人数…私は一度にお受けする人数はお2人までとさせていただいております。要相談でですが3人お引き受けすることもあります。(一番上のお子さまが小学生だったりと大きい場合のみ)「保育士はもっと大人数で保育しているから3人でも4人でも大丈夫なんじゃない🙄⁉」と感じる方もなかにはいるかもしれません。ですが、保育士とは違いベビーシッターはその場に自分一人しかいません。つまり、何かあった時に助けてくれる人はいないのです。そういった意味でも、自分が一人で確実にみれるお子さまの年齢・人数を把握しておくことが大切です。もちろん始めはお一人からお受け可能にしておき、経験を積んで自分が大丈夫だと思ったタイミングで変えることも可能です。
- サポートする場所…基本的には依頼者様のご自宅が多いです。他にも結婚式場・近所の公園・ショッピングモール・カフェ・送迎・ホテル・託児ルーム・イベント会場などなど… 依頼者様のご要望によってさまざまです。
- サポートする時間…こちらも依頼者様のご要望によってさまざまです。もしくは依頼者様の"お子さま”ですね!というのも、一概には言えませんが、0歳から未就学のお子さまは午前中、保育園や幼稚園に通われているお子さまは朝か夕方(送迎のため)の需要が高めな傾向にあるように思います。早朝や夜間・お泊り保育などもあります。
- どんなことをする?…基本的には、お子さまのお世話です。一緒に遊んだり、トイレや食事・お風呂の援助。場合によっては自分のスキルを活かして、家庭教師のように勉強やピアノ・英語を教えたりするシッターもおられます。私は自分が工作好きなので、お子さまの月齢や性格に合わせて工作を提供しています。そういった自分の得意なものを活かすことができるのも、ベビーシッターの魅力でもあります😊
ある一日の流れ
9:00 サポート開始(一件目)
10:00 おむつ替え お外遊び
11:00 帰宅 室内遊び
12:00 昼食 おむつ替え
13:00 サポート終了
17:00 サポート開始 お迎え(二件目)
17:20 帰宅 手洗いうがい
18:00 夕食
19:00 お風呂 歯磨き
21:00 入眠 サポート終了
上記の流れは、一日に二件ある場合のスケジュールです。もちろんその日によってさまざまなので、全く違うときもあります。
ここで気になるのはシッターの食事。
自分の食事に関しては、依頼者様の了承を得て、おにぎりなどの軽食を持参して食べれるときに摂ります。
乳児さんだと寝かしつけを終えてから、自分で問題なく食べれるお子さんは、「一緒に食べてくださいね😊」とお母さま方から言って頂けることが多いので一緒に食べることがほとんどです。この時に注意したいのが、お子さまのアレルギーです。
自分の食事を与えることはないですが、念には念を。サポートに伺うお子様のアレルゲンをしっかり把握して、持ち込まないように気を付けています。
家事はするの?
ベビーシッターの業務範囲はお子さんの保育に関わることであって、基本的には家事援助は行わないことになっています。
サービス会社でも、「家事をする場合はお子さまの安全を十分に確保できるのであれば」といったスタンスであったり、マッチングサービスでは家事代行サービスが別であったりします。
しかし、お子さんの保育には食事やおやつを食べさせたり、お風呂に入れたり寝かしつけをしたり…という内容なので、どこまでが保育でどこからが家事になるのか線引きが難しいのです。(所属しているサービス会社によっては、保育と家事の線引きを明確に決めている場合もあります。)
例えば具体的な例として、遊び始める前などに、こども部屋にたくさんの物が散らかっているとします。
部屋の片付けは家事援助に入りますが、これは「片付ける」が正解です。
なぜなら、その部屋で保育を行うのであればお子さんがケガをしたり、誤飲の原因になってしまうからです。
まとめると、家事の中でもお子さんの保育に関わることであれば、それが家事援助の範囲であってもベビーシッターの仕事に含まれます。
ただ、保育中に家事を行うことは、時に危険を伴うため注意が必要です。
ご依頼があった時に、もし問題になりそうなことがあれば「できない」ことを丁重にお伝えしています。
ベビーシッターが第一に重んじることは「お子さまの安全」なのです。
病児・障害児保育
ベビーシッターは集団保育とは違い一対一なので、病児・障害児ともに十分にお子さんの様子を把握できるので最適だと感じます。
ただし、対応するには専門的な知識や経験が必要です。
病児保育に関しては、保育所などでは37.5度以上の熱がある場合は登園できないため、仕事に行かなくてはならない保護者様からのご依頼があったりしますが、私もまだ知識が乏しいので、さらに勉強していきたいなと思っています。
ベビーシッターのメリットデメリット
メリット
①お子さんとより深く関わることかでき、成長をじっくり見守ることができる。
そして保護者様と一緒にその喜びを共有できる。
②保護者様から感謝の言葉を頂ける。
③頑張った分だけ収入につながる。
④自分な得意なことやスキルを活かせる。(英語・ピアノ・工作・プログラミング)
⑤自分の都合の時間・曜日に働ける。
⑥職場内の人間関係の煩わしさがない。
・私自身がまず最初に感じたメリットは、人間関係の煩わしさがないことです。正直保育士のころは、職場でしんどいと思うことも多々あったので😂大きなメリットでした。
・やはり一対一だと、一人一人のお子さまとじっくり関わることができます。集団保育にはないメリットに感じます。
・⑤の「自分の都合に合わせて働ける」というのは少し注意が必要です。
例えば、一週間のうちに月曜と水曜で9時~12時で働きたい場合、もしタイミングよく必要としている利用者がいたら問題ないのですが、そうでない場合は当然ですが依頼は来ません。このように、「この日にこの時間働きたい!」と思っても依頼が来ない限り収入は得られないので気を付けてください。
デメリット
①各家庭によって、価値観や教育方針などがさまざまなので合わせていく必要がある。
②依頼者様との相性が合わない場合もある。
③万が一何かあった時の責任感が問われる。
④地震などの災害、非常時のことを考えておく必要がある。
⑤定期のご依頼がない限り、収入は不安定。
・ベビーシッターは一人しかいないので、何かあった時お子さんの命を守れるのは自分しかいません。
自分一人で保育する責任の重さが常にあります。
・有難いことに今までたくさんのご家庭へサポートに行きましたが、本当にお家によって考え方や価値観がさまざまです。
決してどれが正解というわけではなく、保護者様が大切にしている考えに合わせていく必要があります。
以上がベビーシッターのお仕事内容、メリットデメリットでした😊
ベビーシッターに興味のある方へ、少しでも参考になったら嬉しいです♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました(❁´◡`❁)